消化器センター/消化器センター外来【消化器内科】
当科の概要
日本消化器内視鏡学会専門医指導施設(第20080064号)及び日本消化管学会胃腸科指導施設(第13400136号)である佐野病院の消化器センター・消化器がんセンターでは、あらゆる消化器疾患に対し、内科・外科の垣根を越えた消化器専門医がチームで診療を行っています。
外来診療はもちろん、消化器センターには「内視鏡検査室」と「外来化学療法治療室」を備え、内視鏡による精度の高い検査、最先端の高度な消化器がん治療、さらには化学療法までを一貫して行っています。
当センターの安定した治療成績は高く評価されており、平成22年5月には厚生労働省の定める先進医療である内視鏡的大腸腫瘍粘膜下層剥離術(略称:大腸ESD)を行うことを、兵庫県で初めて正式に認可されました。
※現在は、保険収載されています。
診療体制
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
9:00〜12:00 | 藤田 | 佐野亙 | 平田 | 佐野寧 | 岩館 | — |
消化器センター外来に直接来院された患者様は、8:30〜12:00の受付が可能です。ただし、診察順は予約患者様が優先となります。
診療実績
消化器センターで行う「最新内視鏡システム」による検査と診断、治療
佐野病院消化器センター設立の基本コンセプトは「安心」。
建物は、木の持つ独特のぬくもりと柔らかいイメージを基調としたデザインで構成され、落ち着きのある雰囲気と、人に優しい環境を作り出しています。
また、内視鏡専門医が行う最新の医療機器による検査と確かな診断、そしてプライバシーとセキュリティにも充分配慮されています。
長期間、長時間にわたる治療をお受けになる患者様には「安心」して、お越しいただけるように、いろいろな工夫を致しました。 これは、患者様が当センターにお越しになってからお帰りになるまでの時間と、お過ごしになる空間の全てが治療だと考えているからです。
がん治療の専門病院を目指して・・・
遠方まで通院して、抗がん剤治療を受けておられる方は、不便さを感じていませんか?実は、あなたの身近にがん治療の専門医師がいることをご存知ですか。
がん治療において、抗がん剤による化学療法の果たす役割は、年々大きくなっています。
また、昨今の医療技術の進展により、一部の化学療法においては、通院しながら、安全で副作用を少なくして実施できることが可能となってきています。
消化器がんセンター及び消化器センターでは、「患者様に安全でより快適な化学療法」を受けていただくために、外来化学療法室を設けておりますので、安心して抗がん剤治療を受けていただくことができます。
【外来化学療法室の施設概要】
●場所:佐野病院消化器センター内
●面積:80㎡
●設備:リクライニングシート10席、診察室、調剤室、トイレ
シートは1台ずつカーテンで仕切られていますので、安心して治療を受けていただけます。また、一部のベッドでは、テレビの試聴が可能です。
【より安全な治療を行うためのシステム】
抗がん剤の対象疾患、種類、基準投与量、用法などの全ての治療において、科学的根拠に基づき、委員会で審査と評価された後、プロトコルとして登録を行い、化学療法の標準化を進め、安全性の向上を図ります。
【専門スタッフによる充実したケア】
専任の医師(元国立がんセンター東病院及び中央病院)と、薬剤師、看護師が患者様の治療、調剤、看護を担当させて頂きます。
当センターで診る主な疾患
大腸がん/直腸・肛門管がん
早期大腸がんに対する内視鏡的粘膜切除術などの最新治療を積極的に取り入れています。
胃がん
早期胃がんに対する内視鏡的粘膜切除術や、術後補助や切除不能・再発胃がんに対しては科学的根拠に基づいた化学療法を行っています。
その他の消化管疾患
大腸がん、胃がん以外の消化管疾患に対しても、内視鏡治療を基本とする、最先端の消化器治療を行っています。
肝臓・胆道・膵臓の肝胆膵疾患
消化器疾患は、食道、胃、大腸などの消化管疾患と肝臓、胆道、膵臓の肝胆膵疾患とに大きく分けられますが、当院では消化管疾患だけではなく、良性、悪性を問わず、肝胆膵疾患の診断、治療も行っています。
対象疾患とその治療
肝胆膵内科では、以下のような疾患を対象とした診断および治療を行っています。
肝臓疾患:B型肝炎・C型肝炎・自己免疫性肝炎・原発性胆汁性肝硬変・肝がん・肝嚢胞・肝血管腫など
B型肝炎やC型肝炎などのウイルス性肝炎の他、自己免疫性肝炎や原発性胆汁性肝硬変などの診断、治療を行っています。
また、C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療や肝硬変に伴って生じる食道静脈瘤の内視鏡的治療(図1)、巨大肝嚢胞に対する薬物注入療法なども行っています。なお、慢性肝疾患に対しては、肝がんの早期発見のため、定期的に腹部エコー検査、腹部CT検査も行っています。
胆道疾患:胆嚢結石・総胆管結石・胆道炎・胆道がん・胆嚢ポリープ、膵臓疾患:膵炎・膵がんなど
総胆管結石の内視鏡的治療(図2)や膵炎の治療の他、胆道がん、膵がんに伴う閉塞性黄疸に対する胆道ドレナージ術、ステント留置術(図3,4)なども行っています。
当院で施行可能な検査
- 腹部エコー検査
- 腹部CT検査
- 腹部MRI検査
- 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(Endoscopic Retrograde Cholangiopancreatography:ERCP)
- 磁気共鳴胆管膵管撮影(Magnetic Resonance Cholangiopancreatography:MRCP)
- 経皮経肝胆管造影(Percutaneous Transhepatic Cholangiography:PTC)
診察ご希望の方は「消化器センター外来 消化器内科」にてご予約を承っております。
消化器センターでの検査をお受けになるには・・・
当院消化器センターでの内視鏡検査をご希望の患者様は、お電話、またはインターネットからご予約をお願い致します。
電話での予約
TEL(078)785-1006まで [平日] 8:30~17:00 [土曜] 8:30~12:00
インターネットでの予約
予約専用フォームに必要事項を記入の上、送信してください。
→インターネット予約専用ページヘ
検査の注意事項
消化器センターで検査を受けられる開業医の先生、または患者さまへの注意事項をまとめています。検査を受けられる方は、必ずお読みください。
胃内視鏡検査を受けられる方へ
大腸内視鏡検査を受けられる方へ
ドクター紹介
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